階段の上がり方・降り方のお話です。
片麻痺の場合の階段昇降の定石があります。
・上がる時:健足⇒麻痺足の順
・下がる時:麻痺足⇒健足の順
常に健足に対して麻痺足が下にあるようにします。
上りは麻痺足に重心を置き、健足を上の段に乗せ、重心を健足に移動させて身体を持ち上げる感じで麻痺足を揃えます。
降りは健足に重心を置き、バランスを取りながら麻痺足を下の段に下ろして体重を乗せ、重心が移動したら健足を下ろします。
帰り道途中の階段で、定石に対して反逆の逆順階段昇降を試してみました。
あるブロ友さんの昨日の記事きっかけのトライです。
上りは、手摺りを掴まなくても杖だけで出来ました。
一方、下りは、全く健足が下の段に向かう気配がありません。
杖だけでは、身の危険を感じたので、手摺りを掴んでリトライしてみました。
麻痺足の膝をロックさせて立位を取っていると健足が下に降りないことが判明しました。
麻痺足の膝を少し曲げた状態で体重を支えることが出来ることが必要なようです。
これを意識することでなんとか降りることが出来るようになりました。
まだまだ動きがぎこちないので、やはりこれも経験値を積み上げて、自然に身体が動き、すんなり出来るようにしなければならないと感じました。
明日から、帰り道と会社での訓練課題として、反逆の逆順階段昇降を取り入れたいと思います。