新しいかかりつけ医の候補を三つくらいに絞っていた状況でしたが、元々脳神経外科でメスをふるっていた院長先生が開いたクリニックに決めました。
ホームページの院長挨拶にこんなことが書いてあります。
大病院での治療経験の中で感じていたことは、大病院の治療の限界、そして地域の診療所の重要性でした。
多くの脳卒中の患者さんが健診も受けずに、まだ何の治療も受けていないうちに発症しています。健診で高血圧と指摘されても、高脂血症と指摘されても治療の機会をえられず重篤な後遺症を残して始めて治療を受けるようになります。
一度、脳卒中をおこした患者さんはそのほとんどが2度目、3度目の発作をおこしてどんどんと症状が悪化していきます。麻痺をもって困っている患者さん、それ以上に困っている家族の皆さんとともにいてその目の前でゆっくりと症状が悪化していきます。
これら皆さんになんとか救いを与えることができないのか。脳卒中や心臓病を本気で予防することはできないのか、と考えていました。
多くの脊髄と脊椎の病気の患者さんの治療にも携わりました。いよいよ症状が悪化するまで治療を受けることなく経過していた患者さんをたくさんみてきました。また症状が悪化してもそれ以上、なんら治療を受けることができずにただ困っていくだけの患者さんとその家族の皆さんを目の前にしてきました。
多くの加齢による機能の低下で困っている方たちと会いました。いろいろな機能、精神機能や運動機能の低下で困っている患者さんに接してきました。
この患者さんたちや家族たちにどのような救いの手を伸べることができるのだろうかと考えていました。
こういった病気の予防や治療について多くの先輩たちに知恵と知識を授けられ、身に着けていくとおのずと大学病院での限界を知ります。このような予防や回復といった医療は少なくとも手術を治療の主体としている大病院で相反する部分があります。
このたび開院するクリニックはちいさなものでまだまだ不十分ですが今後、長い時間をかけていく中で少しずつ高い理想に近づけるようにがんばって行きたいと考えております。今後、気楽に受診できる重宝なクリニックとしてかわいがっていただき、信頼されるクリニックに育つようにがんばりたいと考えております。
こんな院長の信念の元、開設されたクリニックです。
脳神経外科、整形外科、神経内科、循環器科、リハビリテーション科があります。
私の要求範囲をほぼカバーしていただける体制のクリニックです。