彼岸の入りの3月17日は父の命日でした。もう11年。早いものです。
春のお彼岸だからお供えは牡丹餅ですね。
普段はきんつばを供えます。
伯父(父の兄)に、父は小さい頃、きんつばが好きだったと聞いたことがあります。時代が時代ですから、滅多に口に出来なかっただろうし、誰もが好きだったでしょう。その話を聞いたのは、伯父がまだ認知症になる前でした。父が亡くなった直後から認知症が急に進み、そのうち甥の私の顔を見ると、どちらさん?と言うようになり、貴方の弟の長男です。というと、俺の弟はまだひとりもんだ。と言います、・・・ついにの伯父の記憶から私の存在が消えました。新しい記憶から消えて行くようです。戦争中の記憶は最後まで鮮明でした。伯父は父が亡くなって2年後の彼岸明けの3月23日に、弟が先に亡くなったことを理解せぬまま老衰で亡くなりました。私をとても可愛がってくれた伯父さんが大好きでした。
震災発生日~春のお彼岸の時期に心が沈みます。