今日の帰り、会社を出る時の事です。
下りのエレベータを待っていました。
扉が開いて乗り込むと、中にはひとりの女性が乗っていました。
上のフロアのOLさんだと思います。
上のフロアも系列会社なのですが、面識はありません。
エレベータが一階に着くと、その女性は開くボタンを押しながら、先に降りるように促してくれました。
「ありがとうございます。ではお先に・・・」
とお礼を言いつつ、先にエレベータを降りました。
エレベータを降りると、自動のガラス扉が開き、エントランスホールに出ます。
エントランスホールを進んで行くと観音開きのガラス扉が二重にあり、これは手動で開けなければなりません。結構重い扉です。
この二重の扉を抜ければ外に出るのですが・・・
エントランスホールをその扉に向かって杖を突きながら歩いて行くと・・・
「あっ、開けますね。」
そう言いながらその女性が小走りに私を追い抜き、扉を開けて待っていてくれました。
「ありがとうございます。」
その扉を抜けると、また次の扉を開けて待っていてくれています。
「お気遣いありがとうございます。」
「いいえ・・・」
「気を付けてお帰りください^^」
「お疲れ様でした。ありがとうございました。」
さり気ない気遣い、感激しました。
きっと心が美しい人だと思います。
同じフロアのあの方に爪の垢でも煎じて飲ませてあげたくなりました。
またあえるといいな^^