本日より、新しい装具(ゲイトソリューションデザインR-1)を着用しての通勤が始まりました。
装具 ネクストステージへ突入ということになります。
このステージが直前のステージからのレベルアップなのか、現状維持なのか、はたまたレベルダウンなのかは、新しい装具に慣れ、馴染んできた頃に時間なり身体の状態なりで結果が明らかになってくると思います。
ということで、ここで装具に関するこれまでの経緯を振り返ります。
またまた装具ネタで、いい加減クドいと思われると思いますが、これは備忘録と自分自身への叱咤の意味を兼ねております記事ですのでご容赦願います。
装具着用前(2014年12月~)
リハビリ病院では装具着用の話は無く、装具無しで歩行訓練。そして退院しました。
それから1年ほどは装具無しで歩いていましたが、下垂足の症状が無いわけではなく、復職して毎日の徒歩通勤により麻痺足側爪先の異常に早い減りですぐ通勤靴がダメになり悩んでいました。また歩容がやや前傾になっていたのでしょうか、麻痺側の後側(背筋~臀部~ハムストリング~脹ら脛)の筋肉の張りにも悩まされていました。
そこで当時の訪看リハビリのPTさんから、下垂足による躓き防止も考えて装具を作って見ませんか?との助言があり、装具の着用を考える様になりました。
装具ファーストステージ(2015年12月~)
脳神経外科の定期受診で通っている病院のリハビリ科を通して健康保険適用の治療用装具を作ることになりました。この頃の装具に関する知識はほとんど無く、あまり大袈裟じゃ無いオルトップあたりが良いなあ・・・程度でした。結局、リハビリ科に出入りの義肢装具業者の言いなりで、なんの工夫もないプラスチック製シューホーンブレイス(靴べら式短下肢装具)を作る事になりました。
出来上がった装具は、その装着、歩行時の違和感、痛みによってまったく馴染むことが出来ず、ほぼ未使用のままお蔵入り状態でした。
その結果から装具に関する情報収集が始まり、ゲイトソリューションと出会うことになります。
装具セカンドステージ(2016年3月~)
ゲイトソリューションが履きたい。しかしプラスチック製短下肢装具の耐用年数は一年半。一年半後にならないと新しい治療用装具を入手することが出来ません。
ならば、障害者手帳を使って厚生用装具でゲイトソリューションを購入しよう。そう思って、区役所へ赴き厚生用装具の製作の手続きを開始しました。
厚生用装具を作るためには、東京都の場合は東京都身障者福祉センターの装具判定を受けて製作する装具の処方箋を書いてもらわなければなりません。てっきりゲイトソリューションを希望すれば処方してもらえるものだと思って装具判定に行きましたが、リハビリ病院でゲイトソリューションを作った人であれば更新の処方は書けるが、新規での処方は書けない。とあっさり拒否されてしまいました。ここでゲイトソリューション入手の道は閉ざされてしまった訳です。
この時点で処方された装具が先週まで履いていたタマラックになります。
ただ、ここで諦めるわけにはいきませんでした。
なんとか都の身障者福祉センターの装具の処方をひっくり返せないか・・・
そればかり考えていました。
そこで実行に移したのが、たまたまゲイトソリューションのメーカーの装具会社(川村義肢株式会社さんの東京本社)が同じ区内にあることがわかったので、ホームページからアポイントを取り、相談に行ってみたのです。
試し履きもさせていただき、ギリギリ適用範囲内であることもわかりました。
レンタルもしているので、1ヶ月間借りて馴染ませ、それを履いて再度装具判定を行ってもらうという計画も立てたりしましたが、レンタルに当たってはPTのサインがあれば出来るとのことだったので訪看リハのPTさんに頼んでみましたが、会社に話したところNGとのことで協力してもらうことが出来ず断念せざるを得ませんでした。
都の処方をひっくり返すという野望の道も閉ざされたので、考え方を次の様に変えて、別の方法でのゲイトソリューションの入手を考えました。
- 川村義肢株式会社東京本社さんとの関係を作るために、川村義肢さんに都の処方にてタマラックを製作してもらう。
- タマラックを履くことにより、歩容の改善、麻痺側背面の張りの緩和、反跳膝の防止を図る。
- 歩容改善については治療用装具の耐用年数に到達する2017年8月を目処にゲイトソリューションの適用範囲のど真ん中になることを目標とする。
- 2017年8月に治療用装具としてゲイトソリューションデザインR-1を購入する
製作いただいたタマラックで一年と数ヶ月歩行しました。
途中、装具ズレでかさぶた、マメ、流血、青アザ等の負傷がありましたが、タマラックのおかげで歩容の改善も実現できました。
装具サードステージ(2017年8月、今日からサードステージです)
手続き上の難関もありましたが、目標設定通りのタイミング、状態にて治療用装具としてゲイトソリューションデザインR-1を購入することができました。
新しい装具に早く慣れて、歩行速度の向上、歩容の更なる改善、身体の負担軽減を目指したいと思います。
サードステージを記念して、私の一番のお気に入りのバンド「BOSTON」の3rdアルバム「サードステージ」から最初のシングルカット「アマンダ」をお送り致します♪
お聴き下さい♪
やっぱり良い曲だ!
頑張ろっと!!
クドい記事を最後までお読みいただきありがとうございました。